2005-01-27

Sweden

冷蔵庫、マウス、テトラパック、シートベルト、ファスナー
マッチ、元素周期表

これらはすべてスウェーデン生まれ。さすがノーベル賞の国。。
スウェーデンは福祉国家で有名だけど、改めて調べてみて、
すごい国だなと思った。

医療費、介護費、教育、女性の権利、労働環境、環境対策、テクノロジー
、すべてが進んでいる。

医療費はタダ、介護費も格安、大学まで授業料無料などなど国民は至れり尽くせり!
ただ、消費税率は25%なのだが、、、。


国会議員の半数が女性で働く女性にやさしい制度がたくさんある。
出産休暇は450日間、また児童看護休暇制度というものがあり、
子供が12歳になるまで年間60日の休暇がもらえる。
(これは男性でも適用できる。)
なので、労働市場に占める女性の割合は48%でほぼ男性と同人数だ。


また一般の労働者の環境も快適に整備されている。
有給は5週間、そして100%が消化される。
日本は有給2週間で消化率50%程度。
年間の労働時間平均は1500時間(日本は2000時間)
しかし、女性も働いているので、夫婦あわせて労働時間は3000時間になる。
このほうが効率的だ。
平均賃金は386,778円/month(日本は302,100円)
物価が日本の1.7倍なのでちょっと少ないかな。でも夫婦で773,556円稼ぐので無問題。
また、住居費がとても安い。国土面積は日本の1.2倍で人口が894万人。
37.6平米のアパートで月25000円くらいらしい。。


環境対策としては、1分以上のアイドリングが禁止されていて、
環境に対する意識はとても高い国だといえる。
缶などリサイクル可能なものはデポジット制を採用し、
回収率を高めている。

また、原子力発電は国民投票で廃止が決定し、風力発電が
推進され、クリーンエネルギー化も進んでいるようだ。


投票率は80%を超えている。強制ではないのにここまでの高投票率を維持するのは
大変だ。しかも投票権は18歳から。
郵便局で投票をするので、遠くの投票所に行く必要がない。
しかも2週間前から投票可能だ。海外でも大使館で投票ができ。
船で旅行中の人も、船長立会いの下で投票ができるらしい。
政府から市民への歩み寄りですね。すばらしい。。


科学技術の分野でもスウェーデンはワイヤレス技術で進歩している。
日本ではあまり普及してないが、BluetoothはスウェーデンのEricssonの技術だ。
また第4世代携帯の開発を国が援助しているので、無線通信に強いスウェーデンは
今後も技術の進歩が期待できる。


ここまで、長ったらしく書いてきたが、ちょっと社会主義っぽいですよね。
社会民主主義と呼ばれているらしい。
社会主義と聞くと、あまり良いイメージがないかもしれません。
この社会民主主義はスウェーデンの国民が十分な社会性を備えているからこそ、
うまく機能しているのだと思います。
190年間戦争がなく、国民性もおだやかです。
政府も汚職なんてありません、まさに明るい政治です。


なんか人間的に進歩しているなぁと感じる今日この頃でした。